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日本の自動車メーカー、収益押し上げも 中国の外資規制撤廃で

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日本の自動車メーカー、収益押し上げも 中国の外資規制撤廃で

「広州国際モーターショー」で展示されるトヨタ自動車のブース=2017年11月、中国広東省(共同) 「広州国際モーターショー」で展示されるトヨタ自動車のブース=2017年11月、中国広東省(共同)

 中国市場の重要性が高まっているのは、各社が「ドル箱」としてきた米国市場が変調をきたしているからだ。スポーツ用多目的車(SUV)やピックアップトラックに人気が移り、日本勢が得意とするセダンタイプの乗用車を売るには多額の販売奨励金が必要となり、収益を圧迫している。

 このため、29年はマツダは7年ぶり、三菱自動車は初めて、中国が最大の市場となった。トヨタ自動車、ホンダ、日産も中国での販売が過去最高を更新した。

 もっとも、日本勢が好調な背景には、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備で中韓関係が悪化し、韓国の現代自動車の販売が失速したこともあり、政治的なリスクがつきまとう市場だ。また、中国政府は自動車メーカーに電気自動車(EV)などの新エネルギー車を一定の割合で製造・販売することを義務づける方針で、日本勢もその対応が課題となる。(高橋寛次)

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