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【ビジネス解読】中国が念願の原油市場を創設 米国の「ドル支配」に対抗

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 WTIはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループ、北海ブレントはインターコンチネンタル取引所(ICE)と、ともに米国の2大取引所運営会社の傘下で取引されており、上場商品は基本的に米ドル建て、決済は当然ドルだ。つまり原油の商品取引市場は米国の手の内にある。産油国のイランやベネズエラが米国の経済制裁、特に金融制裁で経済苦に追い込まれるのも、原油取引を仕切る「ドル支配」の構図があることが大きい。これが基軸通貨ドルを持つ米国の影響力の源泉の1つでもある。

 だが、人民元で決済できる原油の取引市場が国際的な信認を得ることになれば状況は一変する。中国は米国の顔色をうかがうことなく、原油市場に独自の影響力を発揮する道が開ける。米国に距離を置く産油国の一部はドル支配に風穴が開くことを支持するかもしれない。実際、核開発問題で米国と角を突き合わせていたイランがユーロ建て原油取引を目指した例もある。

 さらにロイター通信によると、中国は原油先物市場への参入に続いて、自国の原油輸入の一部をドル決済から人民元決済に切り替える準備も始めている。対象にはロシア産とアンゴラ産が検討されているもようで、年内にも試験取引に着手する可能性があるという。

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