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ドライバー不足… 今春は“引っ越し難民”現実味 業者は人手確保に躍起

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 深刻化するトラックドライバーの人手不足で、学生や会社員が新生活を始める3月下旬以降、希望のタイミングで引っ越しできない“難民”が発生する恐れが現実味を帯びている。運送業界は取引先企業に対し、人事異動に伴う引っ越し時期をずらすよう要請を始めたほか、料金値上げなどでドライバー確保を図るなど対応に追われている。

 東京都墨田区の住宅街。2月中旬、マンション前で段ボール箱や家具などが次々とトラックに積み込まれた。時刻は午後4時過ぎ。請け負った引っ越し中堅のアップル(東京都中央区)によるとこの日だけで3件目の作業だが、チームを統括する埼玉支店の沢田直之キャプテンは「単身者の引っ越しで1日3件は珍しくない」と打ち明ける。

 依頼した会社員の女性(23)は3月下旬に配属先が変わる予定。2月に引っ越すと現在の職場からは遠くなるが、「今年は3月の代金が高いと聞いたので早めがいい」と苦渋の決断をした。アップルの文字放想(もんじ・ゆきお)社長は「このままでは代金が高くなるだけでなく、依頼を受けられないケースも100件を超える」と危機感を募らせる。

   ■  ■

 トラックドライバーは50歳以上が約4割を占めるなど高齢化し、求職者に対し企業の求人がどれぐらいあるかを示す有効求人倍率は2倍を大幅に上回るなど人手不足が進む。他産業より労働時間が長く待遇が低い傾向があり、若手を中心に定着が難しい。最近は働き方改革が叫ばれる中、運送業者が残業抑制を余儀なくされ、稼働できるドライバーを確保できない状況だ。

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