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円高108円台後半「投機的な動きを注視」 政府・日銀が対応協議

政府と日銀の幹部会合後、取材に応じる浅川雅嗣財務官=29日午後、財務省 政府と日銀の幹部会合後、取材に応じる浅川雅嗣財務官=29日午後、財務省

 外国為替市場で円買い圧力が強まっている。29日の東京外国為替市場の円相場は前週末に比べ上昇し1ドル=108円台後半で取引された。日銀の黒田東彦総裁が26日、物価上昇目標の2%に近づいていると発言したと伝わり海外市場で円買いドル売りが優勢となった流れを引き継いだ。財務省と金融庁、日銀は29日、国際金融市場に関する3者会合を開き、円相場上昇の対応などについて協議した。

 会合後、財務省の浅川雅嗣財務官は記者団に「為替相場の変動率が高まったので会合を意識的に開いた」と説明。その上で、年明けから円相場が対ドルで4円ほど上昇しているのを念頭に「背景に投機的な動きがないか、緊張感を持って注視する」と述べた。会合には、金融庁から森信親長官、日銀からは雨宮正佳理事が参加した。3者会合は定期的に開いており、開催は昨年10月5日以来4カ月ぶりとなった。

 浅川氏によると、会合では仮想通貨は議題にならなかったという。ただ浅川氏は、3月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開く20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で「議題となる可能性が高い」との認識を示した。

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