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【平成30年史 デフレの呪縛(1)】食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

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【平成30年史 デフレの呪縛(1)】
食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

 高校卒業後は就職難もあり正社員になれず、コンビニエンスストアの夜勤のアルバイトなどを転々として生活費を稼いできたという。だが、ボーナスはなく正社員との所得格差は大きい。「(母親との同居もあって)今は生活はできているが、将来への不安はつきない」とため息を漏らす。

 総務省によれば、今年7~9月期平均の非正規従業員数は2050万人と、前年同期比で17万人の増加。プラスは21四半期連続だ。

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 過度な価格競争を続けていれば、どこかに“ゆがみ”が生じる。

 ゼンショーホールディングス傘下の牛丼チェーン「すき家」では、26年に「ワンオペ」と呼ばれる深夜に1人で勤務する過酷な労働環境が社会問題化した。コストを下げるための苦肉の策だったが、批判が相次ぎ、同社は深夜は2人以上の勤務体制に改めた。

 だが、人手が確保できず、一時は、全体の6割に当たる1254店舗で深夜営業を停止した。全店舗で24時間営業の復活を目指すが、いまだに120店舗で再開できていない。

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