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【平成30年史 デフレの呪縛(1)】食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

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【平成30年史 デフレの呪縛(1)】
食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

 それでも、従業員の数を元に戻さなかった。今は居酒屋チェーンの本社で勤務しているという男性は「値上げは絶対にできない。時給を上げたり従業員を増やしたりなんて発想はなかった」と言い切る。

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 男性が店長を務めていた居酒屋や牛丼店などが低価格を競う“外食デフレ”の結果、アルバイトやパートの時給は長らく抑えられてきた。人材サービスのリクルートジョブズ(東京都中央区)によれば、平成23年1月まで三大都市圏(首都圏・東海・関西)のアルバイト・パートの平均時給は17カ月連続でマイナスを記録した。

 足元では、人手不足を背景にアルバイト時給は上昇に転じている。しかし、デフレ志向が根強い中で、企業側はなるべくコストを抑えようと、今も非正規雇用の増加傾向は続く。

 「家庭を持つなんて想像もできない」。千葉県船橋市に母親と同居する男性フリーター(41)は、あきらめ顔でこう話す。

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