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【平成30年史 デフレの呪縛(1)】食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

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【平成30年史 デフレの呪縛(1)】
食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

 8月25日、千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心。この日からイオングループはプライベートブランド(PB)の食品や日用品など計114品目を値下げしたため、開店から多くの客が訪れた。20%値下げされたモヤシを手に取った60代の主婦は、「値下げはうれしい。生産者の経営が苦しいとは知らなかった」と話した。

 消費者の節約志向は根強い。それに応えるため、イオンだけでなく、流通各社は競うように値下げに踏み切っている。西友も食品や日用品などを11月17日に値下げした。値下げは8月から毎月実施し、割安感を打ち出すのに必死だ。

 イオンは店舗拡大など規模のメリットを生かした調達コストの削減や、物流の効率化などを、値下げの原資に充てたという。商品を供給する生産者にとっても販売増で利益が上がるとして、「無理強いはしていない」(幹部)と説明する。

 それでも、過度な安売りが続けば、生産者や物流業者の経営を圧迫するのは確実だ。廃業やリストラに追い込まれれば、景気悪化を通じて、消費者や小売りにも悪影響が及びかねない。

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