産経ニュース

【平成30年史 デフレの呪縛(1)】食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

ニュース 経済

記事詳細

更新

【平成30年史 デフレの呪縛(1)】
食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

 モヤシは店頭で安売りされる分、生産者の卸価格にも常に下落圧力が加わっている。その結果、生産者は疲弊した。

 もやし生産者協会によると、全国のモヤシ生産者は21年度には232だったが、29年度には127とほぼ半減した。原料費や人件費が高騰する一方で、販売価格が下落。赤字に耐えられず、廃業が相次いだ。

 生産者が窮状を訴えても、モヤシの投げ売りがなくなる気配はない。

 公正取引委員会は9月21日、愛知県犬山市のスーパー2店がモヤシなどの野菜を「1円」で販売したのは、独禁法違反(不当廉売)に当たる疑いがあるとして、2店を運営するカネスエ商事(同県日進市)とワイストア(同県津島市)に、再発を防止するよう警告した。

 1日に約20万袋を生産する旭物産も、モヤシ事業の赤字が続く。「このままでは生産者がいなくなり、日本の食卓からモヤシが消えてしまう」。林は今、真剣に憂えている。

■ ■ ■

続きを読む

このニュースの写真

  • 食卓からモヤシが消える 過度な安売り 生産者・物流業者圧迫

「ニュース」のランキング