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「夜の公園より静か」と人気 ダイニチ工業の加湿器

「購入者に静音性を評価され、口コミで広がった」と話すダイニチ工業の堀江淳さん 「購入者に静音性を評価され、口コミで広がった」と話すダイニチ工業の堀江淳さん

 ダイニチ工業(新潟県新潟市南区)が販売している加湿器「RX」シリーズの販売が好調だ。最小の運転音のときは夜の公園よりも静かで、寝室で使えると人気を呼んでいる。開発した堀江淳さん(47)は「顧客の声に応え、あらゆる人に使ってもらえる加湿器をつくりたい」と、新たな製品の開発に意気込んでいる。

 同社は石油ファンヒーターを得意とする一方で、加湿器では後発だった。静音性に開発の重点を置き、平成15年に初代の加湿器を発売したが「全く売れず、撤退もやむなしといわれるほどだった」と、堀江さんは振り返る。

 顧客アンケートなどによって、静音性が不十分だったことが分かった。「寝室や個室で使うにはうるさいと感じられていた」。モーターの取り付け方や送風経路を見直し、作動音を抑えた。就寝時に音が気になるとの指摘に対応、最小運転音の「おやすみ加湿」モードを搭載した。

 水を含んだフィルターに風を当てて蒸発させる気化式と、ヒーターで暖めた温風で加湿量を増やす温風気化式を組み合わせた。湿度に応じて2つの運転方式を自動で切り替え、電気代を抑える。加湿量の違いで4タイプあり、想定価格は1万8200~2万8900円程度。

 曲面が多い生活家電には珍しく、直線的な外観だ。家具と合わせやすいデザインで「若い利用者に受け入れられやすいと思ったが、内部の風の流れがよく気化させやすいメリットもある」という。デザインの良さと性能を両立させた。

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