産経ニュース

診療報酬、医師の技術料微増へ 来年度、政府検討 薬価は下げでマイナス改定に

ニュース 経済

記事詳細

更新


診療報酬、医師の技術料微増へ 来年度、政府検討 薬価は下げでマイナス改定に

 政府は2日、平成30年度診療報酬改定について、診療報酬のうち医師や薬剤師の技術料にあたる「本体部分」を微増させる方向で検討に入った。30年度からの薬価制度改革の影響を考慮するためだが、引き上げ幅は財政健全化を踏まえ、前回28年度改定の0・49%を下回る見通し。医薬品や材料の価格である「薬価部分」は「本体部分」の増額分以上に引き下げられ、診療報酬全体ではマイナス改定となる。

 公的保険で扱われる薬の市場実勢価格は販売競争などで薬価よりも安くなるのが一般的で、医療機関は薬価と市場実勢価格の差額分を人件費などに充てている。原則2年に1度の薬価改定でこの価格差を解消しているが、「2年に1度の改定では薬価が高止まりし、医療費や患者負担が増えている」といった指摘も根強く、政府は昨年末に取りまとめた薬価制度改革の基本方針で30年度から毎年改定の導入を決めた。

 30年度診療報酬改定では、薬価の毎年改定に伴い医療機関の減収が予想されることから、本体部分の引き上げで補填(ほてん)する方向で検討する。日本医師会などが「本体部分には300万人以上の医療従事者の人件費も含まれる。産業界全体の賃上げ傾向が明らかになる中、医療従事者の賃金改善が遅れている」と主張していることにも配慮する。

続きを読む

関連ニュース

「ニュース」のランキング