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三井住友海上がシンガポール損保を1755億円で買収

 MS&ADホールディングス傘下の三井住友海上火災保険は24日、シンガポールの損保最大手ファースト・キャピタル・インシュアランスを約1755億円で買収すると発表した。三井住友海上の海外買収としては過去2番目の規模となる。成長を見込めるアジアでの事業を強化して収益拡大につなげる。

 カナダの金融大手フェアファクス・ファイナンシャル・ホールディングスから来年3月までに、同社が持つ97.7%の全株式を買い取る。ファースト社は売上高にあたる収入保険料がシンガポール首位で、昨年の最終利益は72億円。同国だけでなく、東南アジア諸国連合(ASEAN)で幅広く事業展開している。

 アジア地域は人口が増えているほか、保険の普及率も低いことから市場の成長が見込めるとして、三井住友海上は海外戦略の中でアジア市場を最重視している。平成16年に英アビバ社のアジア損保事業を買収しており、ASEANの10カ国に拠点を持っている。

 日系企業に強みを持つ三井住友海上に対して、ファースト社は地元企業に幅広いネットワークを持っている。両社の事業領域は重なっているが、買収による相乗効果は十分得られると判断した。

 また、三井住友海上はフェアファクス社ともパートナーシップ契約を結び、今後、デジタル技術などでの提携も視野に入れる。三井住友海上は28年2月に、英損保大手のアムリンを総額約6400億円で買収している。

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