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【東芝危機】半導体売却へ正念場…WDとトップ会談「妥協なしなら共倒れ」

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【東芝危機】
半導体売却へ正念場…WDとトップ会談「妥協なしなら共倒れ」

東京都港区の東芝本社が入るビル=11日午後 東京都港区の東芝本社が入るビル=11日午後

 東芝の綱川智社長は24日、半導体子会社「東芝メモリ」の売却をめぐり対立する米ウエスタン・デジタル(WD)のスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)と東京都内で会談し、打開策を探った。東芝が目指す来年3月末までの売却に向け、焦点となるWDとの対立解消に向けた協議は正念場を迎えた。

 トップ会談では、WDの買収提案の扱いなどを話し合ったもよう。WDは産業革新機構や日本政策投資銀行との共同買収案を検討しており、25日には革新機構や経済産業省など関係者と面談するとみられる。

 「妥協策を見いだせなければ、共倒れだ」。東芝幹部は焦燥感を募らせる。

 両社の対立が先鋭化したのは、東芝が東芝メモリの売却を決めてからだ。WDは「相手の同意がない売却は合弁契約に違反する」と主張し、入札の停止や優先交渉権を求めた。一方、東芝はWDの対応を妨害行為として、やめなければ対抗措置を講じると通告した。

 打開策を探るため、5月10日にトップ会談を行ったが、ミリガンCEOはWDが主導権を握る買収を主張し、議論は平行線に終わった。WDは15日に売却差し止めを求める申立書を国際仲裁裁判所に提出し、両社の関係はさらにこじれた。

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