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【東芝株主総会】
詳報(4)「こんな40人もの役員いるか、半分は辞任すべきではないか」
10時の総会開始から1時間30分を超えても、まだまだ株主からの質問は尽きない。社外取締役の小林喜光氏にも質問が飛んだ。
男性株主「大事なのは経営トップと、トップがどういう考えか。問題視されている志賀前会長をトップに選んだことは大変残念だ。(指名委員長の)小林社外取締役に現在の意見を聞きたい」
小林社外取締役「私自身もこういった形で大変な経営危機に陥れてしまった原発事業に断腸の思いだ。まず、綱川智社長に(経営の)中心になっていただこうと5人の指名委員全員一致で決めた。東芝の主流ではなく、原子力や半導体には詳しくはないが、今までの形の強いリーダーシップの方から東芝を変えるべきと考えた。綱川氏は手塩にかけた(医療機器)事業を外に出して東芝を救おうと短期間で決断した」
「一方、原発事業は東京電力福島第一原発の事故を契機に、需要が減少し、自然エネに転換する社会での中で事業がシュリンク(縮小)していく。(原発事業を手掛ける日立製作所や三菱重工業を加えた)3社が持ち株会社つくって共同運営しないといかんだろと思った。そういうレベルで考えると、やはり(原発事業を統括してきた)志賀(重範)氏の知見がいるだろうと。分からない人が役人や他社との交渉ができるかと思い志賀氏が適任だろうと(会長に指名した)。ただ、結果としてこういう形になったということは極めて遺憾に思っている」


