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AIで牛の病気を早期発見 農水省が7事業支援 経済効果200億円も?

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AIで牛の病気を早期発見 農水省が7事業支援 経済効果200億円も?

 農林水産省は29日、農業分野での人工知能(AI)活用を推進するため、家畜の病気を発見するシステムや農産物の自動収穫ロボットの開発など、7事業を支援すると発表した。早期の実用化に向け、農林漁業者にも参加を呼びかける。農水省は各事業で開発する技術について、支援が終わる平成32年までに実用化する方針だ。平成28年度補正予算から7事業に対し計約10億円を投じる。

 牛の病気を早期発見するシステムでは、体表温度や消化器の状態などのデータをAIが自動で収集し分析。病気の兆候を見つけると、獣医師に通報する。現在は、年間5万頭の牛が育成の途中に病気により死ぬ。これを年2万5千頭に半減することで、年間約200億円の経済効果が生まれるという。また、トマトの収穫時期を判断し、つぶさないように収穫するパナソニックのロボット開発事業も選ばれた。

 政府・与党は昨年11月にまとめた「農業競争力強化プログラム」で、実用化を視野に入れた技術開発を掲げた。29年度予算でも、農作物の病害虫被害を診断するシステムなど、AIの活用事業に10億円を計上している。

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