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RCEP交渉会合閉幕 通商秩序維持へ交渉加速 米の保護主義、歯止め狙う

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RCEP交渉会合閉幕 通商秩序維持へ交渉加速 米の保護主義、歯止め狙う

RCEPの事務レベル交渉会合の会場に掲げられたボード RCEPの事務レベル交渉会合の会場に掲げられたボード

 米通商代表部(USTR)は1日の年次報告書で世界貿易機関(WTO)の判断に今後縛られないと表明し、不公平な貿易相手国に制裁措置を科す通商法301条の発動を検討する。

 実行に移せば、各国がWTO協定違反を訴え貿易紛争が多発しかねない。米国の規則無視でWTOが形骸化し、国際的な協調態勢が崩壊する恐れもある。

 日本政府は成長著しい東アジアでのメガFTA成立で米国の焦りを誘い、トランプ政権を多国間の貿易交渉に引き戻すカードにしたい考え。自由化のレベルが高いほど日米を含む先進国には有利となり、切り札の重みは増す。米国発の保護主義が東アジアを覆う前に合意形成を急ぎつつ、合意の質も高めるという難しい交渉を迫られそうだ。

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【用語解説】東アジア地域包括的経済連携(RCEP)

 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国に加え、日本や中国、インド、オーストラリアなど計16カ国で交渉を進める経済連携協定(EPA)。物品の関税の引き下げや、投資や知的財産保護など15分野で協議している。2015年時点で域内人口は約35億人と世界の半分程度に達し、国内総生産(GDP)や貿易でも世界の約3割を占めている。

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