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三菱重工、仏原子力大手の新会社に約300億円出資 使用済み核燃料の再処理に進出

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三菱重工、仏原子力大手の新会社に約300億円出資 使用済み核燃料の再処理に進出

 三菱重工業は3日、経営再建中の仏原子力大手アレバが設立し、使用済み核燃料の再処理などを手がける新会社に約2億5000万ユーロ(約300億円)を出資することで合意した、と発表した。出資比率は5%になる。日本原燃(青森県六ケ所村)も同日、同額を出資する方針を明らかにした。

 三菱重工では、出資によってアレバの経営を支えるほか、安定収益が見込める使用済み核燃料の再処理に進出し、原発事業の収益基盤を強化する考えだ。

 平成29年後半に、アレバが不採算事業を切り離して設立する新会社「NewCo(ニューコ)」に出資する。三菱重工ではこのほか、原子炉製造を手がけるアレバ子会社への出資も検討している。

 アレバは、23年の東京電力福島第1原発事故後の需要低迷に加えて、フィンランドで受注した原発の建設コストが膨らんだために業績が悪化。現在はフランス政府主導で再建が進められている。

 三菱重工は18年にアレバと業務提携し、新型の加圧水型軽水炉(PWR)「アトメア1」を共同開発している。今後は、海外での売り込みでも協力を深める方針だ。

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