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【新春直球緩球】日本生命保険・筒井義信社長に聞く 「マイナス金利深掘りは慎重に」

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【新春直球緩球】
日本生命保険・筒井義信社長に聞く 「マイナス金利深掘りは慎重に」

日本生命保険代表取締役社長の筒井義信氏=東京・丸の内(宮川浩和撮影) 日本生命保険代表取締役社長の筒井義信氏=東京・丸の内(宮川浩和撮影)

 --「トランプ相場」の保険ビジネスへの影響は

 「一番影響を受けるのは為替の動きだ。足元の相場は円安に振れているが、トランプ次期米政権の政策運営次第で円高に戻るリスクもある。米国金利が上がると、当社が投資している米国債の利回りも上がる。ただ、為替差損を回避するためのコストも増えるのでバランスを取る必要がある」

 --日銀の大規模な金融緩和は長期化しそうだ

 「国債の利回り曲線は平坦(へいたん)化し、超長期金利も過度に低下している。マイナス金利の深掘りは慎重に判断してほしい」

 --契約者に約束する利回り「予定利率」の目安となる標準利率が4月に0・25%に下がる

 「これだけ標準利率が下がると、保険料の維持は考えにくい。顧客から見た商品の魅力、商品ラインアップは極力保つと同時に、会社の財務健全性を維持する必要もある。両面を検討し、保険料をどうするか考えているところだ」

 --営業職員のコンサルティング力強化も課題だ

 「携帯端末を通じて、営業職員に顧客への提案内容をアドバイスする仕組みを来年度中にも導入する。加入状況や年齢、家族構成によって約500の顧客層に細分化し、どの商品にどのタイミングで加入する傾向があるかを分析した。経験の浅い営業職員が活用すれば、全体のコンサルティング能力の底上げになる」

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