産経ニュース

倉庫の事故アプリで防止 三井住友海上、外国人作業員向け来月無料配信

ニュース 経済

記事詳細

更新


倉庫の事故アプリで防止 三井住友海上、外国人作業員向け来月無料配信

三井住友海上火災保険が開発した倉庫作業員の事故防止を図るアプリの画面(同社提供) 三井住友海上火災保険が開発した倉庫作業員の事故防止を図るアプリの画面(同社提供)

 三井住友海上火災保険が、倉庫で働く作業員の事故防止を目的としたスマートフォン向け無料専用アプリを来年1月から配信することが30日、分かった。人手不足を背景に外国人作業員が増えていることなどに対応した。貨物保険の保険料引き下げや収支改善につなげる狙いがある。

 アプリは、スマートフォンやタブレット端末にダウンロードして、ゲーム感覚で学習できるようにした。作業で問題がある場所を画面上でタッチする。正しければ正解、問題でない場所にタッチすると間違いと表示される。獲得したポイントや正解するまでの時間で習熟度を判別できる。

 事前に同社が契約した会社に社員が出向き、実際に作業員が働く倉庫の映像を360度撮影。現実の空間の一部に仮想の世界を組み合わせる拡張現実(AR)を活用した。

 三井住友海上によると、電子商取引(EC)の普及や人手不足の影響もあり、倉庫で働く作業員は経験が浅い人ばかりになったり、外国人が増えたりしているという。

 また、あらかじめ事故防止のマニュアルがあったとしても、内容が古いとか、外国人に理解しにくい文章であることも少なくなく、事故を起こしてしまう事例もあるようだ。企業にとっては、事故が増えれば保険金の支払額が増え、保険料の値上げや収支悪化につながる。

 三井住友海上は今後、英語版などの開発も進める。さらに、自動車の走行時の安全運転アプリに応用することも検討していく。

「ニュース」のランキング