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キヤノン、業績予想を3回目の下方修正 円高直撃で減収減益幅が拡大

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キヤノン、業績予想を3回目の下方修正 円高直撃で減収減益幅が拡大

 キヤノンは26日、平成28年12月期の通期業績予想を下方修正し、営業利益は前回予想より300億円少ない2350億円(前期比33・8%減)、最終利益は150億円少ない1650億円(同25・1%減)へと引き下げた。円高が収益を圧迫し、レーザープリンターなどの販売不振が響いた。通期予想の下方修正は今期3回目。

 売上高は前回予想から1600億円少ない3兆3600億円(同11・6%減)を見込む。円高により約3300億円の減収、約1300億円の営業減益の原因となる。新興国の景気低迷の長期化でレーザープリンターが大幅な販売減となり、熊本地震の影響でコンパクトカメラの販売も大きく落ち込む。

 同日発表した28年1~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比11・7%減の2兆4363億円、営業利益が40・1%減の1486億円、最終利益は30・1%減の1058億円だった。

 田中稔三副社長は同日の会見で、既存事業のカメラ、プリンターなどについて「大きな伸びが期待できない」としながら、「成熟化は底打ちが近いとの感触ある。足を引っ張る要素にならなければ、全体の業績は回復するだろう」と説明した。

 東芝から3月に買収した医療機器メーカー、東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)については「独禁法のクリアランスを進めている。一部手間取っているが、なるべく早い時期にクリアして、完全子会社として活躍してほしい」と期待を寄せた。

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