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【Our World JAPAN】高品質製品の輸出を狙う日本ブランド

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【Our World JAPAN】
高品質製品の輸出を狙う日本ブランド

外国企業と提携する日本企業も増えている。日本の菓子大手カルビーは米食品大手ペプシコと提携し、米国市場で需要の高い健康スナック菓子分野で成功をおさめている。カルビーの松本晃会長は「米国の消費者はカロリーにとても敏感なので、野菜を原料とした低カロリースナックを開発した」と説明する。これらのスナック菓子はウォルマートなどの店舗の生鮮野菜コーナーで販売されているという。

松本会長によると、カルビーのスナック菓子「ハーベストスナップス」は米国で非常に人気が高い。同社の米国市場での売り上げは1億ドルを超え、さらに成長の勢いが増す見込みだ。低カロリー高たんぱくのハーベストスナップスは、カリカリした食感が特徴で、原料にはスナップエンドウやレンズ豆などを使用。ブラックペッパー、トマトバジル、シーザー、わさびなどの風味をそろえている。グルテンフリーや、遺伝子組み換えでないベニバナ油やキャノーラ油などの使用といった特徴も、健康的な食事に気を配る米国の消費者にとって魅力に映っているようだ。

社会的責任

日本人は、企業の社会的責任と誠実なビジネス習慣が日本経済の長期的な持続性にとって重要なことを認識するようになっており、世界市場において製品をより魅力的なものに改善していく能力も持っている。

化粧品産業はそうした分野のひとつで、動物実験を停止し、製造過程での残酷な行為を排除した製品を世界市場に普及させようとする流れが追い風になるとみられている。欧州ブランドに対抗するため、資生堂は中国向けを除いて製品の動物実験を停止した。中国は国内での発売前に製品の動物実験を義務付けているが、将来的には法整備や教育による意識の変化に伴ってこの習慣も廃れていくだろう。花王やマンダム、そしてミス・アプリコットといった他の日本ブランドも、すでに資生堂の動きに追随している。

日本人は、民間と公共の両分野におけるビジネス活動が環境や持続可能性に与える長期的な影響に配慮している。また、世界への進出加速によって日本企業が多くのプロジェクトや市場に関わる機会が増え、人道活動も広がりをみせている。廣内会長は、オンワードがこれまで2100万枚の古着を回収し、毛布や作業用手袋にリサイクルして世界中の難民や助けを必要とする人々に贈ってきたとし、「オンワードの社会と環境に対する貢献を誇りに思っている」と胸を張った。

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