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ファストリ苦戦、売り上げ目標3兆円に引き下げ ネット通販対応課題

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ファストリ苦戦、売り上げ目標3兆円に引き下げ ネット通販対応課題

ファーストリテイリングの決算説明会で説明する柳井正・代表取締役会長兼社長=13日、東京都中央区(伴龍二撮影) ファーストリテイリングの決算説明会で説明する柳井正・代表取締役会長兼社長=13日、東京都中央区(伴龍二撮影)

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングが13日発表した平成28年8月期の連結決算は、最終利益が前期比56.3%減の480億円だった。最高益を更新した前期から一転し、2年ぶりの減益となった。26年以降の値上げに伴う顧客離れが止まらなかった。円高で海外事業の損益が悪化したことも響いた。

 売上高は6.2%増の1兆7864億円だった。国内ユニクロは2月に実質的な値下げに踏み切ったものの、客数は4.6%減少。都内で会見した柳井正会長兼社長は「顧客は生活防衛を強めている」と説明した。ただ、価格改定で値引率が縮小したことや、比較的単価の高いボトムスの販売が堅調で、客単価は5.8%上昇した。

 一方、同日発表した29年8月期の連結業績予想は、売上高が3.6%増の1兆8500億円、最終利益は2.1倍の1千億円と急回復を見込む。

 増益を牽引(けんいん)するのは中国や東南アジアなどの海外が中心で、不採算店を閉鎖するなど不振の北米事業も赤字幅が大幅に縮小する。国内はネット通販の売上高が約4割増えるほか、経費削減で利益率も改善する。

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