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黒田総裁、日銀の業務にフィンテック活用の可能性示す

日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区(寺河内美奈撮影) 日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区(寺河内美奈撮影)

 日銀の黒田東彦総裁は23日、本店で開催した「第1回フィンテックフォーラム」で挨拶し、ITと金融を融合したフィンテックを日銀の業務に取り入れる可能性を示した。フォーラムでは、日銀と金融機関、IT事業者がフィンテック普及に向けて意見交換した。

 黒田総裁は「情報技術や人工知能(AI)などの進歩は、金融活動全般に影響を及ぼしうる」と指摘。中央銀行としてフィンテック発展を支援する考えを示した上で、日銀としても「将来的に自らの業務にフィンテックを活用する可能性も含め、調査研究を進める必要がある」と語った。

 その一方、個人情報流出などの問題が頻発すれば、「一部の業者に限られるものであったとしても、フィンテック全体への警戒感につながり、発展が阻害されかねない」とセキュリティーの重要性を訴えた。

 日銀は4月、決済機構局内に「フィンテックセンター」を設置し、今回フォーラムを初開催。約60人の参加者は、血流や指紋などの「生体認証」、複数のコンピューターが取引記録を管理する「ブロックチェーン」など最先端技術について、今後の可能性と安全対策について議論した。

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