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【日銀総裁単独インタビュー】黒田日銀の金融政策は「模範例」か「失敗例」か…「総括的な検証」が試金石

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【日銀総裁単独インタビュー】
黒田日銀の金融政策は「模範例」か「失敗例」か…「総括的な検証」が試金石

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 黒田東彦総裁が大胆な金融緩和を導入した平成25年4月以降、日銀は世界の中央銀行の中でかつてないほど存在感を高めている。それまでは「金融緩和に二の足を踏み、デフレを放置した」と批判されることが多かったが、今や黒田氏の「一挙手一投足」に投資家の視線はくぎ付けだ。

 元年末、日銀総裁に就任した三重野康氏はバブルつぶしに執念を燃やし、「平成の鬼平」ともてはやされた。だが、急速な金融引き締め策は「失われた20年」と呼ばれる長期のデフレ不況を招いてしまう。

 この間、日銀は手をこまねいていたわけではなく、13年には当座預金(民間の銀行が日銀に預けるお金)の残高を目標とする世界初の量的金融緩和に踏み切った。しかし、現在の大規模緩和より“小粒”で、18年に物価が上向き始めると早々と解除し、再びデフレに逆戻りした。

 日銀はリーマン・ショック後も「金融緩和に批判的」とみなされ、毎回の金融政策決定会合は世界の金融市場でほとんど材料視されなかった。

 こうした見方を根底から覆したのが黒田氏だ。手始めに国債を年50兆円買って市場に大量のお金を流す大規模緩和を導入。26年10月に国債購入量を80兆円に増やす追加緩和に踏み切ると、世界の金融市場は「黒田バズーカ2」と驚き、円安・株高が進んだ。

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