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【日銀総裁単独インタビュー】「総括的検証」の公表「会合声明文と同時に」 “サプライズ演出”見直す可能性

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【日銀総裁単独インタビュー】
「総括的検証」の公表「会合声明文と同時に」 “サプライズ演出”見直す可能性

日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区(寺河内美奈撮影) 日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区(寺河内美奈撮影)

 日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は、19日までに産経新聞の単独インタビューに応じ、9月の金融政策決定会合でまとめる金融緩和の「総括的な検証」の結果を、会合の声明文と同時に公表する考えを表明した。総括的な検証の公表時期が明らかになるのは初めて。また、総括的な検証は金融政策の「予見可能性」に配慮した意味合いがあるとも説明、これまでの“サプライズ演出”の手法を大きく修正する可能性が出てきた。

 市場参加者は、総括的な検証がどのような形で進められるか注目している。

 黒田総裁は「(日銀)執行部の作業結果を聞き、政策決定会合で議論する。どのようなものになるかは現時点で申し上げられないが、基本的には声明文とともに検証の結果を公表する」と語った。

 一方、日銀はこれまで金融政策を先読みさせず、投資家を驚かせる“サプライズ演出”を得意としてきた。こうした演出は当座のインパクトは強いが、市場は徐々に日銀の説明を信じなくなり、金融政策の効果が出にくくなる。逆に、欧米の中央銀行は、金融政策の方針を丁寧に説明し、市場へのサプライズを極力避けている。

 黒田総裁は「かつては『予見可能性』や『市場との対話』を重視しないという考え方が各国の中銀で強かったが、この数年はむしろ重視する考え方が出てきた」と説明した。

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