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国の借金1053兆円 歯止めかからず財政健全化遠く 国民1人あたり830万円

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国の借金1053兆円 歯止めかからず財政健全化遠く 国民1人あたり830万円

 財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」の残高が6月末時点で1053兆4676億円だったと発表した。高齢化の進展に伴って増え続ける社会保障費の財源不足を補おうと国債発行を続けているためで、3月末時点の前回発表から4兆1015億円増加。平成25年6月末に初めて1千兆円を突破して以降、増加に歯止めがかからず、財政健全化の道は険しさを増す一方だ。

 今年6月末の国の借金を日本の総人口1億2699万人(7月1日現在、総務省推計)で割ると、国民1人当たり約830万円もの借金を抱えている計算だ。

 借金の内訳は国債が918兆4764億円で、3月末に比べて7兆6667億円増えた。金融機関などからの借入金は2兆955億円減って、52兆7120億円。一時的な資金不足を穴埋めする政府短期証券は1兆4697億円減の82兆2792億円だった。

 国の借金はさらに増える見通しだ。政府は8月に事業規模28兆1千億円の経済対策を閣議決定。裏付けとなる追加歳出4兆円の28年度第2次補正予算案を編成し、公共事業などに使途を限った建設国債を4年ぶりに増発する。財務省は29年3月末に国の借金が1191兆4千億円にまで達する可能性があると見込む。

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