米電気自動車メーカー、テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は１２日、米紙ウォールストリート・ジャーナル（電子版）のインタビューで、自動運転機能を廃止する考えはないと明らかにした。テスラ車は５月、自動運転中に死亡事故を起こしている。

　マスク氏は、自動運転機能について「多くの人がその内容や、作動させる方法を知らない」と指摘。ブログで自動運転がどのように作動し、使用時に運転手がすべきことを説明する予定だと明らかにした。

　テスラが米国や日本などで一部モデルに提供する自動運転機能は、ハンドル操作や加減速を自動的にできる。ただ米南部フロリダ州で５月、自動運転中にトレーラーと衝突してテスラ車の運転手が亡くなる事故が発生。自動的にブレーキをかける機能が作動しなかったことが判明している。（共同）