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【フィリピン】政権交代後のミンダナオ平和樹立へ向けて - アイキャン、MILFに対して「平和の文化と紛争」研修を実施

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【フィリピン】政権交代後のミンダナオ平和樹立へ向けて - アイキャン、MILFに対して「平和の文化と紛争」研修を実施

認定NPO法人アイキャン
認定NPO法人アイキャン(以下アイキャン)は、紛争状態にあるフィリピン・ミンダナオ島において、MILF(モロ・イスラム解放戦線)19名に向けて、「平和の文化と紛争」研修を5月24日~26日の3日間実施いたしました。

フィリピン南部の島、ミンダナオ島では、政府軍とMILF(モロ・イスラム解放戦線)との間で、40年以上武力衝突が続いています。2014年、両者は「包括和平合意」により停戦状態となり、アキノ政権の任期中にムスリム自治区が成立する予定が、交渉が難航し可決に至らず、政権交代後のドゥテルテ政権下での自治区の成立を引き続き目指しています。

[画像1: http://prtimes.jp/i/17261/17/resize/d17261-17-962073-1.jpg ]

アイキャンは、2015?年からMILF(モロ・イスラム解放戦線)に向けた平和研修を実施しています。過去何十年も武装闘争に関わってきた現在のMILF指導層は皆、これ以上武装闘争を続けることは無意味であり、彼らが戦ってきた大義を実現する上でも有効ではないと判断しています。政権交代後、どのように自治区の成立が承認されるのか、状況が流動的であるがゆえに、アイキャンの平和研修に参加したMILFメンバーが、今後もMILFの側から平和のメッセージを発信し、具体的な紛争現場で平和的な紛争解決方法を使えることは、非常に重要なことと考えます。

今回の研修は、「紛争」「暴力」「平和」とは、どのような状態なのかを考えるプログラムで実施しました。紛争や暴力を平和の状態に転換するためには、「個人」「関係」「構造」「文化」の4つのレベルでの転換が必要であり、その各々のレベルで「紛争や暴力」の状態を「平和な」状態にするための具体的なアプローチを学びました。

「関係」のレベルでは、自身の希望を押し通すことを前提としたコミュニケーションは暴力的になりやすく、個人間の関係性において「暴力」な状態であり、そのような状態を「平和」な状態に転換するためには、相手側の希望も理解してお互いに合意点を模索することが必要であるとことを、参加者は実演によって学びました。研修後、参加者は、「我々は、バンサモロ政府が現アキノ政権の任期中に成立しないことで、各個人の不満がたまり、暴力的な状態に戻らないか懸念している。今回の研修で学んだことを活用して、現在のミンダナオ島の構造を分析して、個人・関係性のレベルで平和な状態を維持していけるよう、各地域で実践していく。」と語りました。
[画像2: http://prtimes.jp/i/17261/17/resize/d17261-17-755823-2.jpg ]

アイキャンは、今後もムスリム地域での草の根レベルの平和醸成を目指していきます。

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<フィリピン・ミンダナオ島 「紛争地の子どもたち」 ご寄付の受付先>
口座番号:00850-6-78233 特定非営利活動法人アイキャン
※振込用紙通信欄に「紛争地の子どもたち」とご記入ください。
※領収証ご希望の方は、振込用紙通信欄にその旨ご記入ください。

クレジットカードによるご寄付はこちらからお申込みください
https://kessai.canpan.info/org/ican/
フィリピン・ミンダナオ島 「紛争地の子どもたち」 ご寄付の受付先
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【認定NPO法人 アイキャンとは】
認定NPO法人アイキャンは、1994年から危機的状況にある子どもたちの生活改善に取り組んでいるNGOです。何かを「あげる」活動ではなく、生活が向上し続ける「システム」を作り上げることを重視しています。これからも、フィリピンの開発プロジェクトの専門集団として、多くの人々や組織と連携し、子どもたちの夢をかなえていきます。
HP : http://www.ican.or.jp/
Facebook : https://www.facebook.com/ICAN.NGO/

【本件に関するお問い合わせ】
認定NPO法人アイキャン(愛知県名古屋市中区大須3丁目5-4矢場町パークビル9階)
TEL: 052-253-7299 MAIL:info@ican.or.jp

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