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夢の新素材「セルロースナノファイバー」広がる用途 インクの書き味滑らか、スピーカーの音質向上…

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夢の新素材「セルロースナノファイバー」広がる用途 インクの書き味滑らか、スピーカーの音質向上…

三菱鉛筆が5月に発売するボールペン。セルロースナノファイバーをインクに混ぜ、なめらかな書き味を実現した 三菱鉛筆が5月に発売するボールペン。セルロースナノファイバーをインクに混ぜ、なめらかな書き味を実現した

 夢の素材といわれるセルロースナノファイバー(CNF)の実用化が進んでいる。植物から作られるため環境負荷が少ない上、鉄より軽くて強いといった多くの特長を備える。平成42年に関連市場が1兆円に達するともいわれる中、製紙会社などが研究開発や用途開拓を加速している。

 CNFは、植物繊維を細かく解きほぐしたもの。繊維1本の直径は数十ナノ(1ナノは10億分の1)メートル以下にもかかわらず、鉄の5分の1の軽さで強度が5倍と、普及で先行する炭素繊維に匹敵する。

 三菱鉛筆は、インクにCNFを配合したボールペン「ユニボール シグノ307」(税抜き200円)を5月26日に発売する。CNFがインクの粘り気をコントロールする性質を利用、滑らかな書き味が特徴だ。

 5月に開催される伊勢志摩サミットでは、「応援アイテム」として会場で配布される予定。同社は「日本発のものづくりを世界にPRしたい」と意気込む。

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