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【お金は知っている】消費税増税による悪影響はリーマン、震災をはるかに上回っている

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【お金は知っている】
消費税増税による悪影響はリーマン、震災をはるかに上回っている

消費総合指数の推移 消費総合指数の推移

 そこで内閣府が毎月発表している消費総合指数を取り上げてみた。消費を測る政府の調査は、需要側の家計調査をもとにしたGDP統計の民間最終消費支出がある。また供給側ではデパートやスーパーの販売統計がある。需要と供給の両サイドを総合化した、最も現実に合った指数が消費総合指数だと、内閣府エコノミストは自負している。

 グラフを見よう。リーマン・ショック、東日本大震災、そして8%消費税率引き上げのそれぞれの後の状況を比較すると、消費に最も激しく打撃を与えたのは消費税増税であることが一目瞭然だ。リーマン時の場合9カ月後には消費水準がリーマン前に回復した。東日本大震災時では5カ月後に震災前の水準に回復した。

 これに対し、14年4月の消費税増税の後2年たったが、消費水準は落ち込んだままだ。今年1月は若干回復したが、12年8月並みの水準である。しかも、消費税増税直後の落ち込み度合いはきわめて激しい。

 さらに、1997年4月の消費税率5%への引き上げ後と比べると、やはり今回のほうの後遺症がはるかに重い。97年増税では翌年秋には消費総合指数が上向いている。

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