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LCC急増、大量退職…日体大がパイロット養成に乗り出すぞ

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LCC急増、大量退職…日体大がパイロット養成に乗り出すぞ

 日本体育大学が平成28年度から航空機パイロットの養成に乗り出すことが21日、わかった。近く東京都内で、学生らが留学する米国の専門訓練機関と提携協定を結ぶ。格安航空会社(LCC)の急増やパイロットの大量退職でパイロット不足が問題になりつつある中、日体大の取り組みは養成過程を多様化する例として注目される。

 日体大は、学内や付属高校などから一定の英語力や身体能力を持つ18歳以上の学生、生徒を募集し、航空力学などの基礎的な講義を実施する。その上で選ばれた学生らは、訓練機関で13カ月程度かけて専門教育や実技訓練を受ける。

 費用は保険料や寮費など含め8万5千ドル(約950万円)。日体大は、4月に留学する学生1人を内定しており、今秋以降も随時留学させたいとしている。

 日本でパイロットを目指すコースとしては、航空会社の自社養成や独立行政法人航空大学校のほか、専門学科を設ける東海大や法政大など一部の私立大にとどまる。日体大のように学科を置かない例は珍しい。

 日本では、三菱航空機(愛知県豊山町)が開発を進める国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が就航すれば多くのパイロットが必要となる上、40年代には大量退職者が発生し、パイロットが2千人規模で不足すると見込まれている。

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