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【経済インサイド】電力自由化、仁義なき戦い 東京電力が東北電力エリアの新潟に進出!? 柏崎刈羽原発再稼働の切り札か?

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【経済インサイド】
電力自由化、仁義なき戦い 東京電力が東北電力エリアの新潟に進出!? 柏崎刈羽原発再稼働の切り札か?

全号機運転を停止している東京電力柏崎刈羽原発=新潟県柏崎市、刈羽村 全号機運転を停止している東京電力柏崎刈羽原発=新潟県柏崎市、刈羽村

 東電の電気を希望する声は、利害関係者も多い立地特有の事情が関係しているとみられるが、広瀬社長は「地元の商工会議所からもいわれている。東電の電気を買いたいという声があるのは事実だ」と、地元経済界の要望があることも明かした。

 世界最大の発電量を誇る柏崎刈羽原発は、全7基のうち、昭和60年に最初に稼働した1号機は東北電との共同開発。1号機の発電電力の半分は東北電に送られ、長年東北電管内の各家庭で利用されてきた。だが、定期検査のため平成23年8月に稼働停止し、それ以来、1号機からの供給は断たれている。

 原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査は、発電した電気を全て関東に送る比較的新しい6、7号機で進む。県民向けの電気もつくる1号機の申請について、広瀬社長は「考える」と述べるにとどめた。今の同原発は、多くの県民にとって必要性を見いだすのが難しい存在だ。

 さらに足元では、同原発で不適切に敷設されたケーブルの問題が波紋を広げている。新基準は、火災による延焼を防ぐため、原子炉停止などの信号を送る安全系のケーブルと、その他のケーブルを分けて施設するよう求めている。

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