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個人向け国債募集中止 10年物、マイナス金利で

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個人向け国債募集中止 10年物、マイナス金利で

 財務省は3日、個人が買える国債のうち、期間10年物の「新型窓口販売方式」の2月分の募集を中止にすると発表した。日銀のマイナス金利導入決定の影響で、利回りがマイナスになる見通しとなり、買い手が見込めないと判断した。10年物の募集中止は初めて。

 2年債や5年債は金利低下を受け、すでに募集を取りやめており、この方式の国債はすべて募集がなくなった。

 新型窓口販売方式は、2007年から開始。個人や市町村が地銀などから5万円単位で購入し、途中換金できる。個人向け国債の裾野を広げることが期待されていた。08年度は1兆4283億円が発行されたが、日銀の金融緩和の影響で利回りが低下し、14年度は1979億円まで落ち込んでいた。

 元本が保証される代わりに利率が低く抑えられている通常の個人向け国債は、販売を続ける。財務省は、4日から募集する国債の利率を発表。変動型の10年債は、下限として定めている0・05%となった。

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