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JR東海、来年から東海道新幹線の検札を一部で廃止 JR東日本は東京駅に専用ラウンジ

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JR東海、来年から東海道新幹線の検札を一部で廃止 JR東日本は東京駅に専用ラウンジ

JR東京駅のホーム入線する東海道新幹線の新型車両「N700A」=2013年2月1日、東京都千代田区のJR東京駅(大西史朗撮影) JR東京駅のホーム入線する東海道新幹線の新型車両「N700A」=2013年2月1日、東京都千代田区のJR東京駅(大西史朗撮影)

 JR東海と東日本は19日、新幹線利用客などへの利便性向上策を発表した。東海は来年のダイヤ改正時から、東海道新幹線のグリーン車と指定席で検札を廃止し、乗客がくつろげるようにする。東日本は、グループのクレジットカード「ビューカード」の最上級会員が利用できる専用ラウンジを東京駅に来月21開設。それぞれに“おもてなし”を高め、利用増を図る。

 新幹線での検札は、東日本が2002年に廃止したが、東海は防犯目的などから続けていた。東海が指定席に限って廃止に踏み切る理由は、予約客が自由席へ回った際に、浮いた指定席の販売機会を増やすためだ。

 東海道新幹線はビジネス客が多く、念のため指定席を押さえていた乗客が、より早い列車の自由席に座るケースが多い。こうした乗客を車掌が検札で把握した場合、本来乗車するはずだった指定席の予約を携帯端末経由で取り消し、改めて他の乗客が購入できるようにしている。

 ただ、取り消しまでに時間を要した結果、その列車が出発して販売機会を逃し、「空の指定席」になることが多かった。

 このため指定席の検札を廃止した分、自由席の検札を迅速化し、列車を変更した乗客を短時間で把握する。柘植康英社長は「安全確保のための巡回や、予約データのない席に座っている乗客への注意には引き続き中了する」と同日の会見で述べた。

 一方、東日本が東京駅八重洲中央口に開設する「ビューゴールドラウンジ」は、ビューカードの最上級会員で、当日に東京駅から出発する新幹線・特急列車のグリーン車の乗客が利用可能。飲み物や新聞・雑誌、無線LAN環境を提供する。東京駅に乗客ラウンジが設けられるのは、成田エクスプレスの乗客向けに設けていた1990年代以来。

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