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VW失速 トヨタ独走態勢 死角?新興国での伸び課題

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VW失速 トヨタ独走態勢 死角?新興国での伸び課題

 トヨタ自動車が5日発表した平成27年9月中間連結決算は、国内や新興国市場の減速にもかかわらず、売上高、利益ともに過去最高を更新し、収益力の高さを見せつけた。世界販売首位を争っていたドイツのフォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制逃れ問題で失速する中、トヨタの独走状態が際立っている。

 トヨタは28年3月期の世界販売台数見通しを引き下げたが、今年1~9月はグループで749万台を販売した。VW(743万台)を上回り、4年連続の年間首位に近付いている。

 VWは排ガス問題によるリコール費用の増加などで業績悪化は不可避。米国などではブランドイメージも低下し、「他メーカーを選ぶ消費者が増える」(大手幹部)可能性が高い。

 世界販売1千万台の目標を掲げたVWとは対照的に、トヨタは、いたずらに規模を追わない姿勢を示してきた。豊田章男社長は「トヨタが規模に興味がないというのは嘘。ただ数値目標をいうと(会社が)そっちに動く」と話す。

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