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【経済インサイド】ずるずる先延ばしの米利上げ 「年内困難」との見方も急浮上  FOMC参加者、タイミング逸したか…

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【経済インサイド】
ずるずる先延ばしの米利上げ 「年内困難」との見方も急浮上  FOMC参加者、タイミング逸したか…

米国は年内利上げに踏み切るのか? 写真は米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長=ワシントン(ロイター=共同)

 事実上のゼロ金利政策が続く米国で、政策金利を引き上げる「利上げ」がずるずると先延ばしになっている。年内に踏み切れば約9年ぶりとなるが、市場で一時有力視されていた9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは、“中国ショック”や米国の物価上昇の弱さに阻まれ、見送りとなった。その後は「12月説」が取り沙汰されてきたが、10月に入って発表された米国の雇用や消費などの経済指標が軟調で、ここにきて年内の利上げは難しくなったとの見方が急速に台頭している。世界の市場関係者が最も注目するイベントのはずの米国の利上げは「近くて遠い」状況に陥っている。

「早く決めていれば…」わき上がる疑問

 「市場では、米国が遅かれ早かれ利上げに踏み切るというのは(少し前まで)ほぼコンセンサス(意見一致)になっていた。ただ、最近の米国の経済指標の弱さを受け、利上げ時期をめぐる不透明感が強まっている。早く利上げを決めていれば、市場はその悪影響を織り込めていたのではないか」

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の荒井誠治シニア投資ストラテジストはこう疑問を呈する。

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