産経ニュース

【高レベル放射性廃棄物の最終処分(3)提供:NUMO】注目度高まる「核のごみ」 解決が求められる環境問題

ニュース 経済

記事詳細

更新

【高レベル放射性廃棄物の最終処分(3)提供:NUMO】
注目度高まる「核のごみ」 解決が求められる環境問題

左から萱野稔人氏、春香クリスティーンさん、開沼博氏 左から萱野稔人氏、春香クリスティーンさん、開沼博氏

 原発再稼働の問題にあわせて、「核のごみ」に関する注目が高まっている。典型的な主張は、行き場のないごみをこれ以上増やすな、処分方法も決まっていないのに無責任、といったものである。しかし、実際には、原子力発電に伴って発生する廃棄物の量は非常に小さなものである。また、処分方法が決まっていないという話でもない。地下深いところに埋設して人間の生活環境から隔離するという方法が最善であり、技術的にも可能であるということは、国際的にも確立していると言える。しかし、こうしたことに国民の多くが納得しているという状態にはない。私たちはこの問題にどう向き合い、どのように解決を図っていくべきなのか、哲学者の萱野稔人氏、社会学者の開沼博氏、タレントの春香クリスティーンさんという独自の考えを持つ3名の論者に語り合っていただいた。

原発利用の是非とは別議論

 萱野 高レベル放射性廃棄物の問題を原発再稼働に必要以上に結び付けようと考える人がいますが、賛成できません。再稼働してもしなくても、目の前にある廃棄物はなくなりません。既に存在している以上、その処分は今後の原発利用とは切り離して議論すべき問題です。

 開沼 廃棄物の処分が前に進んでしまうと原発が推進されてしまう、そういうことを恐れて、廃棄物問題についても慎重なスタンスをとろうとしている人が多いですね。

 春香 若い世代も、せいぜい「処分地の選定とかいろいろ大変だよね」というところ止まりで、その先の情報収集や議論にはなかなか至らない状況だと思います。この問題の解決に向けて真剣に取り組むと原発推進に見えてしまうことが、若い人がこの問題に関わる壁になっている気もします。

続きを読む

このニュースの写真

  • 注目度高まる「核のごみ」 解決が求められる環境問題
  • 注目度高まる「核のごみ」 解決が求められる環境問題

関連ニュース

【高レベル放射性廃棄物の最終処分(4)提供:NUMO】放射性廃棄物「地層処分」への理解を 対話に注力

「ニュース」のランキング