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第一生命、契約社員3000人を無期雇用 福利厚生も正規並みに

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第一生命、契約社員3000人を無期雇用 福利厚生も正規並みに

 第一生命保険が短時間勤務のスタッフ社員を含む契約社員3千人を無期雇用に切り替えることが9日、分かった。併せて、福利厚生制度を正規の内勤職員並みに引き上げる。契約社員の労働意欲を高めるとともに、優秀な人材をつなぎとめるのが狙いだ。

 無期雇用化は、平成29年4月時点で勤続5年以上の希望する契約社員を対象に、30年4月から実施する。定年は60歳だが、正規の内勤職員と同様に再雇用の制度を使えば65歳まで働けるようになる。

 福利厚生制度については、無期、有期雇用にかかわらず契約社員全員が対象となる。給与から一定の金額を天引きする形で自社株が購入できる持ち株会への参加に加え、社内医療保険や団体傷害保険などに加入できる。

 給与面でも待遇を大幅に改善する。一部の短時間勤務者を除き、月給の昇給上限を約7割引き上げる。契約社員のなかでも指導的な立場にある社員について、「シニアスタッフ手当」として数万円を支給する。このほか、有給休暇についても期間延長に加え、勤続10年の「リフレッシュ休暇」なども加える。

 大手生保では日本生命保険が契約社員7千人の無期雇用化を表明しているが、短時間勤務の契約社員にまで福利厚生制度を充実させるのは珍しい。日本生命に給与面で劣るケースもある待遇を福利厚生でカバーし人材を確保していく側面もあるとみられ、他業界に波及しそうだ。

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