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【経済インサイド】中国経済最前線を視察する大学生を同行ルポ 産業ロボの需要拡大 日本のソフトパワーを改めて実感

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【経済インサイド】
中国経済最前線を視察する大学生を同行ルポ 産業ロボの需要拡大 日本のソフトパワーを改めて実感

安川電機が江蘇省常州市で本格生産を開始した産業用ロボット工場で、青く塗装されたロボットアーム(右)の操作を体験する中央大学の学生(河崎真澄撮影)

 安川電機の工場で、学生らはロボットがロボットを生産する自動化の進んだ工程を見学した後、青く塗装されたロボットアームの操作を中国人従業員の指導で体験した。総合政策学部2年生の堀地綾さんは「日本企業が中国ですごく頑張っているなあと好感を持った。それに女性従業員が数多く生き生き働いている」と目を輝かせた。

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 2014年に約5万台だった中国の産業用ロボット市場は17年に10万台に倍増すると予測されている。安価で豊富な労働力を生かした労働集約型の製造業で急成長した中国だが、ここ数年は(1)人件費の高騰(2)労働力の確保が難しい(3)製造プロセス品質向上への要求-などの理由から、あらゆる製造業で産業用ロボットへの注目度が高まっている。これまで中国市場は高度な技術を持つ日本勢や欧米勢の独壇場だったが、中国企業との激しい競争が始まりそうだ。

 一方、江蘇省常州市の安川電機ロボット工場を訪れた中央大学の学生たちは、産業用ロボットもやがて中国において「技術模倣問題」にさらされるのではないか、との感想を抱いたようだ。日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所を訪問した際に大学院理工学研究科2年の今井景佑さんは「価格が安ければ模倣品でもよいとの傾向が中国ではあるのだろうか」と疑問を投げかけ、三根伸太郎所長が「模倣が社会悪であるとの認識は低い」などとも答えていた。

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