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原油は6年5カ月ぶり安値 人民元切り下げで

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原油は6年5カ月ぶり安値 人民元切り下げで

 中国人民銀行(中央銀行)による事実上の人民元切り下げを受け、原油価格が下落している。中国の景気減速で需要が伸び悩むとの懸念から、米国の原油先物相場は11日、指標の米国産標準油種(WTI)が前日比1・88ドル安の1バレル=43・08ドルで取引を終えた。リーマン・ショック後の2009年3月以来、約6年5カ月ぶりの安値水準となった。原油安を受け、国内のガソリン価格も5週連続で値下がりした。

 11日の原油先物相場は一時、取引時間中としては約5カ月ぶりの安値となる42・69ドルまで下落した。人民元切り下げによりドル高元安が進み、中国の原油輸入量が減少するとの見方が広がった。また、米国のシェールオイルの生産増や石油輸出国機構(OPEC)の原油生産量が拡大し、供給過剰感も強まっている。

 イランに対する核問題での制裁解除に伴い、今後はイラン産原油の供給量が増えるとみられる。市場では「10月前半までに40ドル割れが視野に入る」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之主席エコノミスト)などと、一段の原油安を予測する声が多い。

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