産経ニュース

基礎的財政収支の黒字化は「国際公約」に 骨太方針を閣議決定 

ニュース 経済

記事詳細

更新


基礎的財政収支の黒字化は「国際公約」に 骨太方針を閣議決定 

 政府は30日に閣議決定された「骨太方針」で、平成32年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化する財政健全化計画を改めて示した。この計画がなぜ必要かについてまとめた。

 Q PBとは

 A 国と地方が社会保障や公共事業といった政策に使う経費が、税収や資産の売却など借金(国債)以外の収入でどれだけ賄えているかを示す。平成27年度は約16・4兆円の赤字となる見通しだが、32年度に黒字化の目標を立てている。

 Q 日本の財政状況は

 A 27年3月末の国と地方を合わせた借金の残高が1035兆円で、先進諸国と比べても財政状態は悪い。借金は減らすどころか増えていて、まずは政策経費を借金をせずに賄えるようにすることを当面の目標にしている。

 Q どう黒字にするのか

 A 経済成長で税収を増やしながら歳出の伸びを抑えるのが基本方針だが、内閣府の試算では国内総生産(GDP)の実質成長率が2%超の高成長が続いても9・4兆円の赤字が残る見通しだ。これを解消するため、骨太では歳出増の目安を今後3年間で1・6兆円に抑え、PB赤字の対GDP比を現在の3・3%から30年度に1%程度まで減らす目標を掲げた。

 Q もしできなかったら

 A PB黒字化は国際会議でも表明している。達成できなければ日本国債への信認が失われ、長期金利の急騰といった市場混乱を招く懸念がある。

「ニュース」のランキング