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ベンチャーが三輪自動車でEV参入 1人乗りの「エレクトライク」で型式認定取得

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ベンチャーが三輪自動車でEV参入 1人乗りの「エレクトライク」で型式認定取得

日本エレクトライクが型式認定を取得した三輪EV「エレクトライク」(日本エレクトライク提供)

 電気自動車(EV)ベンチャーの日本エレクトライク(川崎市中原区)は12日までに、国土交通省から三輪EVの型式認定を取得したと発表した。三輪などの超小型EVは環境負荷が低く新たな交通手段として注目されており、平成8年に新規参入した光岡自動車に続き、自動車メーカーとしての存在感を示す考えだ。

 型式認定を取得した三輪EV「エレクトライク」は1人乗りで150キロの荷物が積めるトランクを備えている。左右の駆動輪を個別のモーターで制御することで、安定性を確保した。

 主に短距離の用途を想定し、リチウムイオンバッテリーの搭載量を少なくすることで価格を抑えた。国の助成金が活用できれば100万円で購入できる見通し。初年度に100台の生産を見込んでいる。

 1、2人乗りの超小型EVは環境負荷が低く、公共交通機関網の補完や高齢者の外出促進など新たな交通手段としても注目されている。国内の自動車市場が縮小するなか、トヨタ自動車や日産自動車など大手も力を入れる分野。実用化に向けて、複数のドライバーが共同利用するカーシェアリングによる実証実験を各社が行っている。

 国も規制緩和や規格決定に向けて動いているが、充電インフラの整備など普及に向けた課題も多い。新たに自動車市場での成長を目指すエレクトライクにとっても三輪EVの安全性や性能の向上とともに、大手を巻き込んだ環境整備が重要となりそうだ。

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