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【ビジネス解読】韓国サムスンが「表舞台」から姿を消す? スマホ苦戦で宿敵・中国企業の下請けも厭わず…

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【ビジネス解読】
韓国サムスンが「表舞台」から姿を消す? スマホ苦戦で宿敵・中国企業の下請けも厭わず…

韓国サムスン電子が日本にも投入する最新のスマートフォン「ギャラクシーS6エッジ」=8日、東京都中央区(高橋寛次撮影)

 スマートフォン事業をめぐる米アップルや中国の新興メーカーとの販売競争で苦戦し、業績が低迷していた韓国のサムスン電子に改善の兆しが出てきた。これまでスマホ事業が同社の成長を牽引(けんいん)してきたが、半導体や液晶ディスプレーなど部品に集中投資する動きが顕著となっており、戦略の変化もみられる。業績改善の裏には、サムスンが主役の座から“黒子”に徹し、苦境を乗り切ろうとする姿が垣間見える。

スマホ苦戦で営業利益3割減

 4月7日に発表した2015年1~3月期の連結決算(暫定集計)は営業利益が前年同期比31%減の約5兆9000億ウォン(約6500億円)、売上高が12%減の約47兆ウォンだった。ただ営業利益は14年10~12月期と比べると約12%増加し、業績の下げ止まりが見えてきた。

 サムスンの業績低迷の要因はスマホ事業の苦戦だ。高価格帯でアップル、中低価格帯で中国メーカーに追い上げられ、シェアを大きく落としていた。

 アップルと中国勢との競争が激化する中で、サムスンは、大量の在庫を抱えていた。その在庫処理に手間取り、次の一手を出せなかったとされる。ようやく、その在庫処理も終息。コスト削減効果も寄与し、業績が改善してきた。

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