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【貳阡貳拾年 第5部 日本を変える技術(3)】日本が誇るスゴ技「生体認証」 “顔パス”で東京五輪に安心運ぶ

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 さらに、同研究所の広明敏彦所長代理は「顔認証では他社がやらないことをやっている」と打ち明ける。企業秘密のため、公開できないが、脳に関する情報処理を長く研究してきた今岡ならではの観点が研究に反映されているようだ。

 NECは、20年の東京五輪で、混雑解消やテロ対策を目的に、空港の出入国やスタジアムの入場などで顔パスできる認証システムを提案する。今後も精度を上げて、100カ国以上の導入を目指す。今岡の2020年の夢は、顔認証を世界を変える日本発の技術にすることだ。

国も開発後押し

 生体認証では、日立製作所もATM(現金自動預払機)で採用されている指認証で、より迅速に本人確認できる技術を開発している。歩きながらでも、装置に指をかざすだけで静脈のデータを読み取り、本人かどうかを瞬時に判別する。

 この技術は複数の指の位置や向きを3次元距離画像センサーが検知した上で最適な青色発光ダイオード(LED)を瞬時に照射する仕組みとなっている。これにより、高精細な指の静脈データを近赤外線カメラで読み取り、事前に登録したデータと照合する。

 従来よりも読み取り精度が大幅に向上し、1分当たり70人をチェックできるという。駅の自動改札機とほぼ同じスピードだ。日立は2年以内の実用化を目指しており、東京五輪の活用も視野に入れている。チケット購入時に指の静脈を登録しておけば、スタジアムのゲートの混雑が大幅に解消できるだろう。

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