PR

ニュース 経済

【貳阡貳拾年 第5部 日本を変える技術(1)】「燃料電池」本格生産 水素社会が現実に CO2「排出ゼロ」、災害時にも威力発揮

Messenger

                ■ ■ ■

 一方、水素を大量に輸送・貯蔵するために必要な「水素液化システム」などの開発を推進しているのが川崎重工業だ。昨年11月には播磨工場(兵庫県播磨町)で、水素液化プラントの試験操業を始めた。同工場は1日当たり約5トンの水素を液化する能力がある。同社が高速回転機械の開発で培ったタービン技術などを活用。圧縮した水素ガスを、冷凍サイクルで冷やされた水素と熱交換しながら冷却することで、液化水素を製造する。

 社長の村山滋は「本当に必要になるのは10年後以降になるかもしれないが、今のうちに水素を海外から日本に運ぶための技術を磨いている。エネルギー問題を避けて通れない日本のためになる技術だ」と話す。各社は20年を一つの通過点として、長期的な視点で研究を進めている。

                ■ ■ ■

 「水素社会」の実現に向けて動き出す日本社会。カギを握るのは、やはり燃料電池車(FCV)の低価格化だ。そもそも、FCVが普及し水素の需要が増えなければ、事業者は先行投資の費用を回収できない。

 FCVはホンダが15年度、日産自動車も17年度には市販型を発売する。こうした乗用車もさることながら、さまざまな車種に活用して生産規模を拡大できれば、量産効果はさらに高まる。そこで期待されるのは路線バスでの利用だ。

 日野自動車は16年に燃料電池バスを発売する予定だ。その4年後には、東京五輪が開幕する。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ