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【貳阡貳拾年 第5部 日本を変える技術(1)】「燃料電池」本格生産 水素社会が現実に CO2「排出ゼロ」、災害時にも威力発揮

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 昨年12月発売のミライはまだ“生後2カ月”の「よちよち歩き」(豊田)。1日当たりの生産台数は3台に留まり、高級車「レクサス」などを担当していた熟練の職人らが1台1台手作業で組み立てている。

 配管から燃料の水素が漏れ出さないよう、1台ずつヘリウムガスを流して結合具合を確認する。ベルトコンベヤーもない組み立てラインは、驚くほど静かだ。

 かつて1台1億円ともいわれたFCVを市販するため、開発陣は化学反応の触媒に用いる高価な白金の使用量を3分の1に抑えるなど徹底的なコスト削減に取り組んだ。完成したミライの価格は723万6000円。国の補助金込みで高級車「クラウン」並みの約520万円まで引き下げた。

 ただ、それでも「まだ誰もが買える価格ではない。普及には一段の低価格化が必要」(トヨタ幹部)だ。

 トヨタは2025年までにFCVの価格を同じ車格のハイブリッド車(HV)並みに下げる方針。専用部品である燃料電池システムの量産技術を確立し、さらなる小型化、軽量化に挑もうとしている。

               ■ ■ ■

 「二酸化炭素排出ゼロの発電システム」-。こんな夢のような話が2020年に実現するかもしれない。

 この壮大な構想に取り組んでいるのは東芝。目をつけたのは、貯蔵に優れているという水素の特性だ。

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