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【貳阡貳拾年 第5部 日本を変える技術(1)】「燃料電池」本格生産 水素社会が現実に CO2「排出ゼロ」、災害時にも威力発揮

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 20××年、神奈川県・湘南地方のベッドタウン。街中には家路を急ぐ人々や、多くの車やバスが行き交っている。見た目は、近郊都市によくある風景だ。しかし、耳を澄ましても、街の喧噪(けんそう)というのがあまり感じられない。

 違和感のもとは、街を走る車の多くが水素を燃料とする燃料電池車(FCV)だからだ。FCVは排ガスを発生することなく、滑るように道路を通過していく。交通の要所にあるバスの営業所には、大型水素ステーションがそびえ立つ。次々と入庫する燃料電池バスがわずか数分間で水素を充填(じゅうてん)し、再び出発していく。

 その時、街を大きな揺れが襲った。電気も止まったようだ。だが、住宅や公共交通機関の明かりはともったままだ。家庭用燃料電池やFCVが非常用電源として作動したのだ。周りの病院や避難所にも無事、電気が“配達”された。街の人々は、冷静に復旧作業を開始した-。

 もちろん、これは半ば空想に過ぎない。しかし、自民党本部で今月19日開かれた「FCVを中心とした水素社会実現を促進する研究会」で小田急電鉄が披露した、近い将来の構想でもある。参加議員からは「補助制度をしっかり整えて推進したい」など前向きな声が相次いだ。

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