産経ニュース

北陸新幹線開業間近で地元銘柄が急騰 トナミ運輸、8番ラーメン…

ニュース 経済

記事詳細

更新


北陸新幹線開業間近で地元銘柄が急騰 トナミ運輸、8番ラーメン…

開業が間近に迫った北陸新幹線を走る新型車両=JR大宮駅

 3月14日の北陸新幹線金沢-長野間の延伸開業まであと3週間に迫ったが、株式市場では地元の北陸3県(石川、富山、福井)に地盤を置く企業の銘柄を物色する動きが激しくなっている。とりわけ、観光客の急増で業績拡大が見込まれる外食や小売り、物流などの銘柄が市場をにぎわしている。

 路線トラックを中心に物流を手がけるトナミ運輸を傘下に置くトナミホールディングス(富山県高岡市)の株価は20日の終値で457円で、今年に入って41%上昇した。ガソリン価格下落などの好材料に加え、「新幹線開業で北陸の企業活動が活発化し、物流事業に追い風になる」(国内証券)との思惑がある。

 石川、富山両県に百貨店を展開する大和(金沢市)は昨年末比37%高の268円。新幹線の開業に合わせて改装を進めており、利用客拡大が見込まれる。

 北陸を中心にラーメン店「8番らーめん」を展開するハチバン(金沢市)は、新幹線開業に合わせてJR富山駅前に新店を出す。こちらも株価は昨年末比16%高の580円となった。

 このほか、後発医薬品大手の日医工(富山市)が26%高、福井地盤のドラッグストア、ゲンキー(福井県坂井市)が24%高となっている。

 岩井コスモ証券の有沢正一・投資調査部副部長は「地方創生や訪日客の増加という動きとも連動し、北陸銘柄が物色されている。現在は期待先行だが、新幹線開業による効果で収益が向上する銘柄が出てくれば、一段の株価上昇もありうる」と話している。

「ニュース」のランキング