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サイバーダインとオムロン、介護ロボスーツで協業

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サイバーダインとオムロン、介護ロボスーツで協業

サイバーダインが開発した、腰に装着して使用する「ロボットスーツ」と搬送用ロボット=24日午後、東京都千代田区

 介護を補助するロボットスーツを手がけているベンチャー企業、サイバーダイン(茨城県つくば市)とオムロンは24日、ロボットスーツの販促、保守サービスをオムロンが行うことで合意したと発表した。来年中に事業を開始する。協業により、作業員の高齢化が進む工場などの生産現場、介護施設向けへのロボットスーツ導入の拡大を目指す。

 サイバーダインは平成16年設立。荷物の積みおろしや、介護で人を運ぶ際に、作業者の腰に取り付け動きを補助するロボットスーツ「HAL」を生産、販売している。ただ現在市場に導入されているHALは数十台程度にとどまる。オムロンは各種センサーで工場に、血圧計や体温計で介護施設にそれぞれ充実した販売網があり、協業でHALの拡販が見込めると判断した。

 オムロンの営業担当者が顧客にHALのPRをする一方、保守点検は、駅の自動改札の保守点検などで全国130カ所にサービス拠点を持つオムロン子会社が担う。サイバーダインはオムロンに手数料を支払う。サイバーダイン製の業務用の搬送ロボット、清掃ロボットでも同様に協力する。

 オムロンの山田義仁社長は24日の会見で「(協業を通じ)産業分野でのロボット技術応用を推進したい」と述べた。一方、サイバーダインの山海嘉之社長は「(介護者の負担の大きい)重介護ゼロの社会を目指し、生産現場の高齢化、後継者難にも対応したい」と語った。

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