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東電「来年値上げせず」 コスト削減額増、2期連続黒字で

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東電「来年値上げせず」 コスト削減額増、2期連続黒字で

 東京電力は17日、平成26年度のコスト削減額について、目標の5761億円から8370億円に増え、27年3月期の連結業績予想は経常利益が前期比2・2倍の2270億円になる見通しだと発表した。2期連続の黒字を確保できるため、数土文夫会長は「来年1年間は電気料金は値上げしない」と、再値上げを見送る考えを示した。

 東電は、今年7月に想定していた柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働が遅れているため、コスト削減の上積みに着手。火力発電所の定期点検の日数を短くするなど発送電設備の保守を効率化するほか、燃料の調達費用を抑えるなどの経費削減策を検討していた。

 新総合特別事業計画(再建計画)では、34年度までのコスト削減目標を総額4兆8千億円としていたが、数土会長は追加削減幅を「少なくとも8千億円、1兆円に近づけたい」との考えを示した。また、東電は福島第1原発事故後に増大する火力燃料費の削減のため、中部電力と共同で液化天然ガス(LNG)の国際競争入札を実施する。26年度内に契約先を選び、27年度から年間数十万トン規模で輸入を始める計画だ。

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