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「ミライ」静かな走り出し 世界初の燃料電池車発売、年間目標超える注文
トヨタ自動車が新たに発売した燃料電池車「ミライ」 =15日、東京都江東区(田辺裕晶撮影)
トヨタ自動車は15日、世界初の一般向け燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を発売した。走行中に水しか排出しない「究極のエコカー」として注目が集まるが、年間生産台数が700台と限られるため、発売初日のイベントなども行わない“静かな走り出し”となった。トヨタは平成27年末までに生産能力を3倍程度増強し、本格的な普及を図る。
この日は、トヨタの元町工場(愛知県豊田市)から1台目の完成車を出荷した。ミライは同工場の専用ラインで1日数台のペースで組み立てており、生産台数は限られる。
東京トヨペットでは、事前受け付けを開始した11月10日以降、120台を受注した。官公庁や環境問題に関心が強い企業の注文も多いが、予約の4割は、自動車好きの個人だったという。
国内の年間販売目標400台に対し、全国から1千台規模の注文があるとみられ、納入には1年以上かかる見通しだ。東京トヨペットでも受注の際、「納期はお伝えできないと話している」(幹部)という。
